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今日も父は大騒ぎ(誕生日編)

娘の誕生日のはずがパパのまたも暴走により主役がもはやパパです
クラスメイトは出てきますが、パパの圧が凄すぎるためセリフはありませんw
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父:「Happy birthday to you~、Happy birthday to you~♪」


母:「ふふ 浮かれてるわね、パパ」


父:「そりゃあ、愛娘の18歳の誕生日 LJKだぞ、LJK」


母:「え、LJK?なにそれ」


父:「ママ 今時の女子高生は高校最後の年3年生はLJK
   つまり【ラストJK】というのが流行りなんだ」


母:「パパは子煩悩っていうレベル超えてる気がしてきたわ、最近」


父:「(笑)何をいまさら。パパの言うことは昔から気にしたら
   負けっていったじゃないか」


母:「もういい加減気づいてもいいんじゃないの…それ、呆れと諦めからの
   言葉なのよ?パパへの。そろそろもうあの子からにも
   ダイレクトに言われるのも時間の問題ね」


父:「ママはダイレクトにパパのメンタルを削っていくね……
   でも!今日はめげないよー、なんせ今日は愛娘の誕生日♪」


母:「パパ。ケーキ出来上がってるわよ。料理も…ってなに?!
   このリビング中の飾り」



   娘、帰宅



娘:「ただいr」


父:【遮る】「おかえり、疲れただろう?制服着替えて
       先、風呂にでも入ってきなさい」


娘:「わ、わかった。わかったから、離れて近いから…なんか変今日のパパ」


娘:【小声】「いつもだけど」


母:「ご飯は用意しておくから、言う通り着替えてらっしゃい」


娘:「はーい、じゃあそうするね」


娘M:(ママもなんかおかしい?いつもなら帰ってきたら
   すぐに顔出しなさいって怒るのに)


父:「セーフ、バレずにこのまま爆進だ」


母M:(何言ってんだか)


母:「パパもういいから、料理運んでくれない?」


父:「おっ、そうだな 早くしないと台無しになってしまうしね」


母:「でもパパ、どうしてもっていうから作ったけど…
   この量は流石に多すぎないかしら?食べきれないわよ」


父:「食べきれるさ、娘の友達も呼んであるんだし」


母:「!?聞いてないわよ」


父:「言ってないからね。ママにもサプライズ?wwww」


母:「・・・」


母:「お隣の智也君にも声かr」


父:【遮って】「かけてません!かけない!!男なんて家には上げない
   愛娘は誰にも渡さない!!!」


娘:「どうしたの?なに大声上げてるの、近所迷惑」


母:「何でもないわよ、気にしちゃ負けよ!」


娘: M(それもそうか)


母:「そろそろ、本気で嫌われても知らないから私。で、何人呼んだの?」


父:「そんなことは絶対にない。将来の夢は『パパのおよめさん』だぞ~
   ちなみに呼んでおいたのは4人」

   

  インターフォンが鳴る



母:「あっはーい、いらっしゃい 今日は来てくれてありがとうね
   今あの子お風呂入ってるから気にせず中入っちゃって」


父:【小声】「いらっしゃい。ささっ、みんな座って座って
       娘の為にようこそ まだみんなが来てるって
   バレちゃ折角の楽しみが減少してしまうからもう少し待っていてね。」


娘:「・・・ふぅ、お風呂あがったよー。」


娘M:(あれ?聞こえてない??)


娘:「お母さん今日の晩御飯は?なんか凄くいい匂い…って!!!!!!」


父/母:「18歳のお誕生日おめでとう!!」


娘:「友香に千秋・・・絢?え紀子、今日塾だって早く帰ってたじゃない」


父:「ふっふっふ。その謎はパパが答えてあげよ・・」


娘:【遮って】
  「いや、パパの仕業でしょ。どう考えても友達に迷惑かけるのやめて」


父:「・・・(涙目)わかった。パーティーは・・中止しよう・・・
  みんな悪かったね、おじさんの暴走に巻き込んでしまって・・・」


娘:「パパ 泣かないで、みんな引いてる。引いてるから!
  パーティーは嬉しいよ、本当に!!」


父:(父復活)「よしっ!!楽しもう!!!この瞬間人生で一度だけ
       お祝い事は盛大にしないとな」


母:「みんな、ごめんなさいね?びっくりしたでしょ。いつもああだから
   気にしないで。さ、テーブルについてちょうだいケーキ食べましょう」


娘M:(きっとこの状況に落ち着いたのも私の誕生日会が
   リビングだけで済んでいるのも気っとママが誘導したに違いない
   ・・・そう考えるとパパってママに頭上がらないのかな?
   でも仲がいい夫婦だってことはわかるからいいかw)


父:「誕生日プレゼント!!開けてごらん♪」


娘:「ありがとう」


娘M:(何かな?去年買ってもらえなかったVRかな?)


娘:「・・・・・・え」


母:「?どうしたの、ママにも・・・・??」


母/娘M:(これはないわ・・)



娘がとある紙を破っている


父:「どう?喜んでもらえたあああああああああああああ!?」


娘:「パパ、ごめん。これはムリ」


父:「娘が反抗期!?」


娘:「そういった次元の話じゃない」


父:「じゃあ、何がいけなかったの!?」


母:「本気で言っているの、パパ?」


父:「娘に対して本気でなかった例なんてない!もちろん、ママにもだよ」


母:「はぁ・・後で肩くらいは揉んであげるわ 頑張って」


娘:「『パパと一日過ごせる券』ってなに?寧ろ
   『パパから一日解放される券』の方がこれなら良かったかも」


父:「!!!!!!!!!!!!!」


母:「・・・ケーキ、食べましょ。
   パパは・・いじけてのの字を床に書くのをやめて」

 


END
 

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