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注文のややこしい料理店  ​作者:翠月

不問4 


キャラ設定は演者様にお任せで

 
浜崎(はまさき):
日向(ひゅうが):
店員:
ナレ:


・ 口調等は自分のにあわせて改変していただいて結構です 
  アドリブもいれちゃってください

・ メニュー名【】内は基本改変せずにお願いします

・ ミュート禁止でお願いします 笑い声も気にせずに

・ ※印は作者からの指示です わかりずらいかもしれませんが協力お願いします

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ナレ:昼食に向かう浜崎と日向 新しい店を新規
      開拓するために初めての店に
      向かうのであった


浜崎:今日は新しい店にいくんですよね


日向:いつも同じ店じゃ飽きるだろ?


浜崎:そうですよね 安くておいしい店って 
      近くだとかぎられちゃって


日向:だからネットで調べた
      面白い店に行ってみようかと


浜崎 :どんな店か楽しみと不安がありますよね


日向:口コミはいい評価と悪い評価で
     分かれるんだが件数が結構多くて 評判になってるみたいだ
   

浜崎 :はずれかもしれないってことですよね


日向:いい店が見つかればもうけものだろう ありきたりじゃ面白くないしな
      

浜崎:おもしろさ重視だと前みたいに  痛い目見たりするじゃないですか
     

日向:でも当たりならいいと思わないか?


浜崎:確かにコンビニとかで 簡単にすますのも味気ないですしね
     

ナレ:話しながら歩いていると 表通りからはずれていく
     小さな路地の先には 洋食屋と思われる見知らぬ店が見えてくる
       

浜崎 :こんなところに店があるんですね


日向:なかなか見つけづらいところにあるよな


浜崎:店名これなんて読むんでしょうね


日向:やっぱり読めないな


浜崎:店名読めないんですか? 調べたんですよね? 
   

日向:調べたときから読めなかったんだけどな よさそうなとこだからさ
   

浜崎:前もそんな感じでしたよね 大丈夫ですか?
   

日向:まずは試してみよう


ナレ:確かに何語かもわからない 店名の店なのである
     店名の読み方は後で語るとして その店へと2人は入っていく
      

店員:いらっしゃいませ 何名様ですか?


日向:二人です


店員:こちらへどうぞ


浜崎:なかなか落ち着いたいい感じの店ですね


日向:値段は手ごろらしいが味は出てきてからのお楽しみだな


店員:ランチタイムですのでA B C 3つのランチからお選びください
   

浜崎 :どんなメニューがあるか楽しみですね


店員:お決まりになりましたらお呼びください


日向:さて何があるか・・・・え?


浜崎:あの これなんなんでしょうね やたらと長い説明文がぎっしり書いてあるんですけど
      
日向:確かにな


ナレ:3つしかメニューはないはずなのだ そのはずなのに手渡されたメニュー表は
   予想よりも多い文字で 埋められているのであった
   

店員:ご注文はお決まりになりましたか?


浜崎:じゃ このAランチを1つ


日向:では同じのをもう1つ 以上で


店員:あの お客様 大変申し訳ないのですが 
   メニュー表の最後の注釈にも書いてありますが
   メニュー名は正確におっしゃっていただかないとご注文ができないのが
     当店店主のこだわりとなっております 


浜崎:え この長い説明文ってメニュー名だったんですか?


日向:この無駄に長い名前をいちいち言わないとダメなのって大変じゃないか


店員:ですがそれが 当店のルールですので


ナレ:この店のルールそれは 
   料理の解説でも書いてるのではないかと思われるほどの長いメニューを
   正確に言って注文しなければならないのだ 店主のこだわりという理由だけで


浜崎:えーってなになに Aランチは

   ※(下記のメニューを噛んでください その匙加減はお任せします)
 
  【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製
赤茄子のサルサ色に染めて】
   
   っていいづらいな これであってるのか?


店員:いえ そのご注文では承れません お連れの方はお決まりになられましたか?


日向:【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製赤茄子のサルサ色に染めて】

   
       これを1つで


ナレ:浜崎とは違いスラスラと注文をする日向


店員:Aランチ1つでよろしいですね かしこまりました


浜崎:え Aランチで注文できるのならAランチで


店員:あれはあくまでスタッフの間での通し名ですのでお客様には
     正確なメニュー名で注文していただかないとお受けできませんので


浜崎:え そういうことなのか 

   ※(軽く噛んで下さい 噛みかたはお任せしますww)

   【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製赤茄子のサルサ色に染めて】
   
   を1つで


店員:申し訳ありませんが  そのご注文ではやはりうけたまわれません 
   当店店主のこだわりですので


浜崎:【放牧で育てた小肉のクベッティと北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた特製赤茄子のサルサ色に染めて】 
   
   これ1つでどうだ


※もし浜崎 が噛んでいると感じたらナレーションが2回まで浜崎へ指示を出せます

(ナレ:お客様 良い注文でごさいますorお客様 その注文ではお受けできかねます)

良い注文でごさいますとなれば店員へと台本を進めてください​


店員:かしこまりましたAランチ2つですね オーダー入りますAランチ2つで
    
ナレ:【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製赤茄子のサルサ色に染めて】
   
   ややこしく言ってはいるがそのメニューは皆が知ってる人気メニューなのである
   その内容は後で明らかにすることにしよう
   この店の店名complicato (コンプリカート)は
   イタリア語でややこしいの意味を持つ たしかにややこしい店なのである
   
日向:でも これだとなにがくるかわからないぞ 苦手なもの多いよな?


浜崎:あ 確認しないとですね 今注文したランチは鶏肉をつかってます?


店員:はい 使っております


ナレ:なんと浜崎の苦手な鶏肉が使われているではないか 
   メニュー名からでは何がくるかはわからない この店ならではのつらい状況だ


浜崎:では それキャンセルで


店員:それはどのメニューでしょうかお客様


日向:先ほど注文したやつですが


店員:申し訳ございませんがメニュー名は正確におっしゃっていただけないと
   キャンセルもお受けすることができません


浜崎:できないって言われてもな もう1回言うのか もう嫌だ


ナレ:注文だけではなくキャンセルにまでこの店のルールは存在するのである


日向:じゃあ 自分の分をキャンセルしてしまえばいいか 
  
   【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製赤茄子のサルサ色に染めて】

   
   1つキャンセルで


ナレ:ここでもすらっとキャンセルができる日向さすがである


店員:Aランチ1つキャンセルですね
   かしこまりました代わりのご注文はございますか?


浜崎:またややこしいメニュー名で注文って もう嫌ですよ


日向:確かにもう嫌だな Bは

   【ヴィテッロとマイアーレと北の大地で鍛えられた札幌黄のトリート・・・】
   
   全部はいいたくないなこれ


ナレ:Bのメニューも気になるかもしれないが 今回は明らかにはならないのであった


店員:ではご注文は以上でよろしいでしょうか?


日向:ではそれで


浜崎:今日もコンビニにで昼すませるか


日向:でもどんな料理が出てくるか気にならないか?


浜崎:確かに気になりますけど なんなんですかねこの店 
   食べる前からすっかり疲れちゃったんですけど


日向:確かに少し疲れたな


浜崎:この店にいい評価つけてる理由って何なんでしょうね?


日向:それを知るためにも料理食べてみたくならないか?


浜崎:そうですね


ナレ:料理を待っていると他の客も注文している しかし注文が難しく 
   途中であきらめて帰って行く客もいる 食べ終わり満足げに帰る客もいる
   そんなほかの客をみていると料理が運ばれてくる


店員:おまたせしました

  
​   【放牧で育てた小肉のクベッティと 北の大地で鍛えられた札幌黄のトリートと
   森のくまさんのサルターレ 金色のヴェールを纏わせ
   沢山の太陽を浴びた 特製赤茄子のサルサ色に染めて】です


ナレ:ふわふわの金色の卵に包まれ 炒められたご飯の中には
   サイコロ状に切られ 放牧で育てられた鶏のせせりと
   こだわりたまねぎのみじん切り 外には太陽を沢山浴びた
   特性のトマトソースがかけられたオムライスが運ばれてきた
   どの素材もシェフのこだわりであり この店人気のランチメニューである


日向:これはうまそうだ


浜崎:おいしそうですね


日向:少し味見してみるか?


浜崎:苦手な鶏肉はよけて少しだけ 
   う うまい これはうますぎですよ 
   あの値段でこの味なら評価は納得ですね 食べてみてくださいよ
 
日向:確かにうまいな


店員:追加のご注文はよろしいでしょうか?


日向:Bランチも気にはなるがあのメニューともう一度戦う気はおきないな


浜崎:そうですね どこかで昼買わないと・・・でもこの料理の後だと
   相当おいしい物が食べたくなるのが悩ましい


日向:二人で分けるか?


浜崎:苦手なものも入ってますし よけながら食べるのはきびしいですよ


日向:そうか 他何か買ってから帰るか


浜崎:まあ 今日は昼抜きでいいですよ 時間も厳しいですし


ナレ:飯抜きの浜崎に遠慮しながらも 存分にオムライスを堪能した日向


店員:お味はいかがだったでしょうか?


日向:うまかったです


浜崎:少しでしたが確かにうまかったです


店員:それはよかったです 又のご来店をお待ちしています


日向:はい・・・・


浜崎:はい 又来ます


日向:え 来るのか?


浜崎:リベンジしないと気が済みませんから 今はもう嫌ですけど


日向:なかなかのチャレンジ精神だな


浜崎:味はうまいし値段も手ごろ 注文に挑戦する価値はありますよ


日向:味はうまかったからな それに印象には残るな


浜崎:ですよね なかなか忘れられない店ですよ


ナレ:この店complicato(コンプリカート)は確かにややこしいのである
   味は確かにいいのだが注文は難しい 
   それは私のこだわりなのである
   おいしいだけでは面白くない 印象に残る演出はないのだろうか
   そう考えこの店を作ったのである 
   食べれないで怒って帰る客も食べ終わって満足して帰る客もいるだろう
   でも いい意味でも悪い意味でも この店を忘れることはないだろう
   あなたの街にこんな店があったら あなたならどうしますか?

 

 


以下作者あとがき

翠(みどり):ややこしい料理名で台本を書こうと言い始めた首謀者です

月(るな):今回この台本のベースを書かせてもらいました月(るな)です

翠月(みつき):二人合わせて翠月です

月:お笑い芸人みたいな登場じゃないか

翠:ちゃうわww

翠月:実質3日ほどで書き上げた作品ですが楽しんで(苦労して)もらえたでしょうか?
  皆さんが楽しんでもらえましたら続きが書かれるかもしれません
  Bはメニュー名決まってますよ Cはまだですww
   よろこんで書かせていただくかもしれません
  気になるかたはメールいただけると嬉しいです

月:初めて台本書かせていただきましたいたらないことは多いでしょうが
  楽しんでもらえれば嬉しいです

翠:月さん演者殺しでゲスいです (心の声)


追 :メニュー名内で出てくる【金色】はきんいろではなく、こんじき。
           【札幌黄】はさっぽろおうではなく、さっぽろきとなりますw 
     ほんとややこしくて申し訳ありません

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